Evernoteの起動時に40~50秒フリーズするという現象を改善すべく、データベースの最適化と再インデックス化を試みましたがダメでした。というわけで、何か問題があった場合のド定番の対処法である再インストールを試しました。
通常のアンインストール+再インストール
まずは普通にアンインストールしてそのまま再インストールしました。
結果から言うと、これではダメでした。通常のアンインストールだけではデータベース等の関連ファイルは残っており、再インストールしてもそのデータが使われるためと思われます。
アンインストール後も残っているファイルを削除後再インストール
次は、アンインストール後に関連ファイルもすべて消してから再インストールします。一度まっさらな状態にしてのインストールとなります。これでダメならちょっとお手上げです。
アンインストール
関連ファイルを消すことで設定がデフォルトに戻るため、アンインストール前に設定をメモしておきます。
そして通常の手順でアンインストールします。
残っているファイルの居場所
アンインストール後にも残っているファイルは、私が探した限りでは以下のフォルダにありました。OSはWindows8.1です。
- C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Local\Evernote
- C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Local\EvernoteNW
- C:\Users\[ユーザ名]\AppData\LocalLow\Evernote
オプションで「Evernote ローカルファイル」の場所を変更している場合は、パスが異なるものもあると思います。
すべて消す
これらのフォルダを消す前に、何かあった場合に元に戻せるよう、フォルダを丸ごとどこかにコピーしておきます。
コピーしたら元のフォルダはサクッと消しちゃいます。ちなみに、レジストリは半端な知識でいじりたくなかったので何もしませんでした。
再インストール
そしていよいよインストールします。初回画面でサインインすると、同期がゼロから始まるので終わるまで待ちます。
今回の場合、40分弱で完了しました。思いのほか早かった。
同期が終わったら設定を元に戻して再インストール完了です(^^)
結果
完全に終了させてから再び起動したところ、ほぼノータイムで起動し、フリーズもなし(・ω・)bグッ!
ちなみに、削除前のデータベースフォルダの中身がこちら↓
そして、再インストール後の中身がこちら↓です。
.exbファイルは少し増えていますが、他のファイルはかなり小さくなりました。これらのファイルは使っていくうちにまた大きくなっていくのでしょうが、とりあえずずいぶんスッキリしました。
これにて今回のフリーズ問題は解決です。
まとめ
結果的には再インストールが最もシンプルな解決策でした。ゼロからの同期が思っていた以上に早かったので、初めからこれをやっていればよかったです。
デスクトップ版のEvernoteの調子が悪くなったら、再インストール(関連ファイル削除あり)を試してみてください。
(2014/11/23 追記)
11月の初めにリリースされた Evernote for Windows 5.7.0.5492 のリリースノートを見ると、解決されたバグの中に以下のものがありました。
Bug causing app to become unresponsive at launch.
これは今回問題にした起動時のフリーズのことで、それが解決されたということかもしれません。実際、最新版では今のところ起動時のフリーズはありません。
(追記終わり)