先日記事に書いたとおり、現在バンダイチャンネルでガンダムUCのスペシャルプログラムを期間限定で実施中です。その一環であるepisode 7のスタッフコメンタリーのライブ配信を観ました。
※※本編やコメントの内容に触れているので、ネタバレ注意です。※※
スタッフコメンタリー
コメンタリーに出演しているのは以下の面々です。
- 古橋一浩(監督)
- 福井晴敏(ストーリー担当)
- むとうやすゆき(脚本)
- 小倉信也(設定考証)
- 小形尚弘(プロデューサー)
形式は、本編を流しながらそれに合わせてコメントしていく一般的なもの。初めはテンポが微妙だったのですが、次第にみなさんノッてきていました。小倉さん、福井さん、小形さんが中心でしゃべっています。監督はあまり出てこなかったような…。
内容としては、シーンの解説や制作時・アフレコ時の裏話が中心でした。そのシーンはなぜそうなるのか、どういう経緯で生み出されたのか、制作やアフレコの現場ではどうだったのかなどの話を、気の向くままにけっこう自由に話しています。おもしろい話やへえ~と思う話がたくさんありました。
一番参考になったのは、ネオ・ジオング(シナンジュ)が最後ボロボロに崩れた理由でした。本編を観ていて疑問に思っていた点だったので胸のつかえが下りました。
ツボだったのは「きれいなアルベルト」です。本編を観た方は何のことかなんとなく分かるかもしれませんが、そう言われて改めて見ると笑ってしまいました。これからあのシーンを見るたびにクスってしてしまいそう。終盤のいいところなのに、どうしてくれる。
他に思いつくところをいくつか挙げていくと…
- コロニーレーザーをどこに隠すか。
- マリーダはわざと避けなかった?
- リディ(浪川さん)のゲロ芸
- ミヒロ少尉の小芝居
- リディが箱について語っている時は、イスに座ってアフレコした。
- 収録時の永井一郎さん
- ネオ・ジオングがメガラニカに着いた時に、ガエルを外させる展開にした経緯
- アルベルトはリディのことをもっと早く言えばよかったのに。
- 演説時のミネバの軍服について
- 最後のバナージが呼び戻されるシーンで、カーディアスだけを出すか他のキャラも出すか。
…などなど。まだまだたくさんありますが書き切れません。
とにもかくにも密度の濃い90分でした。episode 7を復習しつつさらに深く知ることができました。もう1周してほしいくらいです。
うれしいオマケ
さて、このライブ配信ですが、90分のコメンタリーの後に、なんと最終日舞台挨拶の模様も配信されました。どこにも書いていなかったので、嬉しい誤算でした。
45分ほどで、出演者は以下の8人↓
- 内山昂輝(バナージ・リンクス役)
- 藤村歩(ミネバ・ラオ・ザビ役)
- 浪川大輔(リディ・マーセナス役)
- 甲斐田裕子(マリーダ・クルス役)
- 澤野弘之(音楽)
- 古橋一浩(監督)
- 福井晴敏(ストーリー)
- 小形尚弘(プロデューサー、司会)
内容としては、主にepisode 7のアフレコ現場の話や、episode 1からの5年を振り返るものでした。
内山さんや澤野さんが別作品関連でいじられたり、浪川さんが謝罪会見をしたりと、和気あいあいとしたやりとりがあっておもしろかったです。
古橋監督からは、スタッフコメンタリーの訂正(演説時のミネバの軍服について)と、コロニーレーザーを防ぐシーンで、実際は起こっていたが制作の都合上表現に入れることができなかったことについて説明と反省がありました。コロニーレーザーを防ぐことができた条件の一つについての話だったので、いいこと聞けました。
まとめ
今回のライブ配信は、見応え・聴き応え十分でした。ガンダムUCの世界だけでなく、作り手側のことも知ることができるいい機会でした。
この動画は、8月13日(水)22時からもう一度ライブ配信されます。バンダイチャンネルの有料会員なら無料で、そうでなくても540円で視聴できます。episode 7をもう一度違った側面から楽しみたい方や、ガンダムUCの世界をもっと知りたい方にぜひおすすめします。
ちなみに、スタッフコメンタリーはBlu-ray第7巻の「BD-LIVE」にて8月27日から配信予定になっています。