マラソンで目標タイムを設定したら、そのタイムを達成するペースを計算して、そのペースをもとにして練習をしていくと思います。
この目標のペースを設定する際、気をつけたいことがあります。
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ペース設定の落とし穴
それは何かと言うと…
「レースで実際に走る距離は大会公式の距離より長い」
ということです。長くなる分を考慮して目標ペースを考える必要があります。
大会が設定した距離は規定に沿って測定されたものであり、ライン取りや給水、追い抜きなどによって実際に走る距離は長くなります。
少し考えれば当たり前の話なのですが、初めてレースを走る人は見落としやすい点だと思います。私も初めてのレースでランニングウォッチのデータを見て気づきました。
どのくらい長くなる?
ここで、私の過去4回のフルマラソンでランニングウォッチ(Polar RC3 GPS)によって計測されたデータを見てみます。
大会 | 実測距離 |
---|---|
しまだ大井川マラソン2013 | 42.66km |
静岡マラソン2014 | 42.80km |
しまだ大井川マラソン2014 | 42.72km |
静岡マラソン2015 | 42.81km |
400~600mほど長くなっています。
サブ4を目指す場合、42.195kmで考えるとキロ5分41秒となりますが、500m長いと仮定すると42.695kmとなり、キロ5分37秒ペースで走る必要があります。
実際にどれだけ長くなるかは大会によって変わってくるので正確な予測はできませんが、大会に向けては公式距離での目標達成ペースからキロ5秒ほどは速いペースを念頭に練習するのがいいと思います。